2009年3月15日日曜日

古材到着、第1段:建具

待ちに待った古材がようやく到着した。第1段はお昼過ぎに建具一式が届いた。

すべての建具を余すところなく使うために、これらは後日改めて上棟式後に、内装に入った段階で使われるのであるが今の我が家で一時保管することになった。

1本だけしか使うことができなかった大黒柱(このくらいには2本の大黒柱がもともとあった)の残りは、挽いてもらって上がり框に使われるが、ヒノキの大黒柱だったこの材は、ずしりと重く相当の重量感だった。ケヤキ、欅はニレ科の木だが、中世では建築に使われたと本で読んだ。広葉樹にあって密度が高く、その硬さは群を抜いている。乾燥してから木材として使うまでには大きく反りが生じるので、使うのは難儀だそう。ふんだんにケヤキを使うなどとは現代では到底考えられない。ケヤキがこんなにもすごい材ということは気にもしなかったが、家を建てるにあたって使われる木の特性を本で読むと改めてその偉大さがわかった。昨年冬に秋田を訪れた際、秋田城址には素晴らしいケヤキの大木が植えられているのに気がついたが、城の門扉や柱など、いたるところにケヤキが使われているのを見て、育てて使う、という心を感じた。

我が家の建具、東北道を南下して到着した材は凍結防止剤の塩分がべっとりと付着して少々かわいそうな気がした。これから数週間お世話になる大工さん、もう何度となく話をした小池さん、と3人で荷降ろしをしてひと安心。その後、皆で一度現場を視察して現地確認。昨日の時点でコンクリートの外枠の上面にレベル合わせの「とろとろのコンクリート」を塗る、と岩本建設さんが言ってたが今日になってみてみるとその作業も終了して、準備万端という感じである。まだ駐車場部分のコンクリートの最上部が打設されてないが、これは排水を考えての傾斜角度がつくようなので慎重な作業が見込まれる。

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